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日経平均は3日続落、日経平均は一時300円超安 「トランプ・リスク」を意識
5月24日、東京株式市場で日経平均は3日続落した。米商務省が自動車や関連部品の輸入が自国の産業を侵害し、安全保障を脅かしたかどうかを調査すると発表したことで、自動車株や自動車部品株に売り注文が集まった。写真は東京証券取引所で2016年2月撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)
[東京 24日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日続落した。米商務省が自動車や関連部品の輸入が自国の産業を侵害し、安全保障を脅かしたかどうかを調査すると発表したことで、自動車株や自動車部品株に売り注文が集まった。1ドル109円台まで円高に振れた為替も重しとなり、先物主導で下げが加速。下落幅は一時300円を超えた。トランプ米大統領の言動で相場が振れる「トランプ・リスク」が意識され、押し目買いは限定的だった。
TOPIXは1.21%安で取引を終了。東証1部の売買代金は2兆6059億円だった。セクター別では医薬品、陸運を除く31業種が値下がりした。輸送用機器が下落率トップ。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>が3%超安。マツダ<7261.T>は5%超の下げとなった。日経平均ボラティリティー指数<.JNIV>は一時18ポイント台前半まで上昇。取引時間中としては4月16日以来、1カ月ぶりの高水準を付けた。市場では「ドル安・円高を警戒した海外勢のポジション調整売り圧力が強くなっている。さらに円高が進むと企業業績の上方修正期待も後退することになりそうだ」(岡三オンライン証券チーフストラテジストの伊藤嘉洋氏)との声が出ていた。
個別銘柄では、しまむら<8227.T>が大幅安。23日に発表した5月既存店売上高が前年同月比7.7%減と低調だったことを嫌気した。ゴールデンウィーク以降の寒波による大雨や低温により夏物の販売が伸び悩んだ。半面、ソルクシーズ<4284.T>は急反発。東京証券取引所は23日、音声合成システムなどを手掛けるエーアイ(東京都文京区)の東証マザーズへの上場を承認したと発表した。上場は6月27日付。同社と資本・業務提携するソルクシーズに対しては、含み益などを期待した買いが先行した。
東証1部の騰落数は、値上がり445銘柄に対し、値下がりが1568銘柄、変わらずが70銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値 22437.01 -252.73
寄り付き 22621.29
安値/高値 22366.60─22644.69
TOPIX<.TOPX>
終値 1775.65 -21.66
寄り付き 1790.77
安値/高値 1771.83─1792.02
東証出来高(万株) 153924
東証売買代金(億円) 26059.98