ニュース速報

ビジネス

東電が再エネ強化の方針、社長「燃料・火力発電に匹敵する事業に」

2018年02月16日(金)18時37分

 2月16日、東京電力ホールディングスの小早川智明社長は、国内外で再生可能エネルギーを強化する意向を表明した。都内で2016年撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 16日 ロイター] - 東京電力ホールディングス<9501.T>の小早川智明社長は16日の記者会見で、国内外で再生可能エネルギーを強化する意向を表明した。「燃料・火力発電事業に匹敵する柱にすべく強力に推進する。導入コストも徐々に低減しており事業性も高まっている」などと強調。

同社の重要課題を議論する「みらい経営委員会」において具体的な検討を加速するとしている。

小早川氏は、再エネ導入拡大に向けて「有望なエリア、事業内容、推進体制を2018年度内に構築しきたい」と述べた。

再エネ拡大は主に海外を想定。「国内は省エネが進み、人口減少もありエネルギー市場自体は縮小傾向だが、新しく稼ぐ市場を求めるには海外が有望」と指摘。「再エネは世界で今後10年程度で約500兆円の投資があり、必要に応じて国内外のパートナーと組んで事業を進めたい」などと話した。

昨年7月に政府認定を受けた第3次の経営再建計画で東電は、福島第1原発事故に絡む廃炉・賠償費用として年間5000億円を確保した上で、10年後には年間4500億円の利益創出を目指す姿を描いた。

小早川氏は「10年後に4500億円(の確保)は、あらゆるコストダウンや、(中部電力<9502.T>との燃料・火力共同事業の)JERAへの期待を含めても少し足りない」と語り、今後の成長性に期待感を示した。

JERAは2030年度に2800億円の純利益を目指しているが、再生可能エネルギーの将来的な収益貢献については、JERAと同等の規模に育成する必要があるとした。同氏は「この分野(再エネ)ではそのくらいを期待しないといけない」と述べた。

(浜田健太郎)

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

豪最大の年金基金がハッカー被害、貯蓄引き出し パス

ワールド

ヘグセス米国防長官を調査、フーシ派攻撃の情報漏えい

ビジネス

ゴールドマン、原油価格予想を下方修正 関税と供給増

ワールド

韓国大統領罷免、60日以内に選挙 尹氏「申し訳ない
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    5万年以上も前の人類最古の「物語の絵」...何が描かれていた?
  • 2
    「最後の1杯」は何時までならOKか?...コーヒーと睡眠の「正しい関係」【最新研究】
  • 3
    【クイズ】日本の輸出品で2番目に多いものは何?
  • 4
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 5
    アメリカで「最古の銃」発見...いったい誰が何のため…
  • 6
    得意げに発表した相互関税はトランプのオウンゴール…
  • 7
    「ネイティブ並み」は目指す必要なし? グローバル…
  • 8
    アメリカから言論の自由が消える...トランプ「思想狩…
  • 9
    テスラが陥った深刻な販売不振...積極プロモも空振り…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 5
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 6
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 7
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 8
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台…
  • 9
    突然の痛風、原因は「贅沢」とは無縁の生活だった...…
  • 10
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 7
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 8
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアで…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中