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中国外貨準備、8月は7カ月連続増の3.092兆ドル 予想下回る増加

2017年09月07日(木)19時46分

 9月7日、中国人民銀行は8月末の外貨準備高が前月比105億ドル増の3兆0920億ドルと、7カ月連続で増加したと発表した。写真は北京にある中国人民銀行本部。2013年6月撮影(2017年 ロイター/Jason Lee/File Photo)

[北京 7日 ロイター] - 中国人民銀行は7日、8月末の外貨準備高が前月比105億ドル増の3兆0920億ドルと、7カ月連続で増加したと発表した。規制強化やドル安により引き続き資本流出が抑制された。

7月は前月比240億ドル増だった。

外貨準備の伸びはロイターがまとめたエコノミスト予想(190億ドル増)を下回った。

7カ月連続の増加は2014年6月以降で初めて。外貨準備は昨年10月以来の高水準となった。

キャピタル・エコノミクスのジュリアン・エバンスプリチャード氏は、流出鈍化と市場主導の元上昇について、人民銀(中央銀行)が8月は2015年10月以降で初めて外貨買い越しに転じた可能性があると指摘。

同氏は「今年初め以降、資本流出が大幅に縮小したという全般的な流れに変わりはない。対外直接投資への規制強化が一因だが、センチメントの変化も反映している」と述べた。キャピタル・エコノミクスは8月の流出が100億ドルと推計している。

8月末の金準備は777億0200万ドルと、7月末の750億8400万ドルから増加した。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

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