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英EU離脱で市場動揺、投資家の備え不十分=元中銀副総裁
2016年06月20日(月)23時29分
6月20日、英中銀元副総裁は、EU離脱が決まった場合の市場動揺に、投資家は十分に備えていないとの考えを示した。写真はロンドンの両替所前で2月撮影(2016年 ロイター/Toby Melville)
[ロンドン 20日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のジョン・ギーブ元副総裁は20日、欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票で離脱が決まった場合に引き起こされる可能性のある金融市場の動揺に対し、多くの投資家は十分に備えていないとの考えを示した。
ギーブ氏はブルームバークテレビに対し、離脱が決まった場合は非常に大きな衝撃が走ると指摘。世論調査では離脱支持と残留支持が拮抗しており、多くの人が結果について安心している可能性があるとし「『地震』に対する備えができていない」と述べた。
そのうえで、23日の国民投票で離脱が決まった場合、英中銀は先ず市場の沈静化に努める必要があると指摘。その後の数カ月間の英中銀と英政府の主な責務は海外市場との信頼感の構築となると述べた。
ギーブ氏は2006─09年に英中銀副総裁(金融安定担当)を務めた。
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