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ギリシャが拒否したユーログループの声明草案、支援延長に言及
2月12日、ユーロ圏財務相会合で検討したギリシャ支援に関する声明草案は、新たな合意をまとめるまでの「つなぎ」として既存の支援プログラムの延長が盛り込まれていたが、ギリシャが受け入れを拒否した。アテネで11日撮影(2015年 ロイター/Alkis Konstantinidis)
[ブリュッセル 12日 ロイター] - 11日のユーロ圏財務相会合(ユーログループ)で検討したギリシャ支援に関する声明草案は、新たな合意をまとめるまでの「つなぎ」として既存の支援プログラムの延長が盛り込まれていたが、ギリシャが受け入れを拒否した。
ギリシャ政府は現在の支援プログラムが月末で終了しても延長しない意向を示している。
以下はユーログループが準備した声明草案の内容。
「ユーログループは現在のギリシャの状況と現行のプログラムを評価した。その文脈の中で、ギリシャの新政権と集中的対話を行った」
「ギリシャの当局は成長見通しが着実に改善することを目指す、幅広くかつ強力な改革のプロセスに対するコミットメントを表明した。同時に、全ての債権者に対する責務への明確なコミットメントを改めて示した」
「こうした前提で、われわれはギリシャの改革計画をさらに評価するための技術的な作業に着手する。ギリシャの当局は新政権の計画を反映した上で、現在のプログラムを延長し成功させる可能性を模索するために諸機関と緊密に協力し前向きに取り組むことで合意した。これが成功すれば、ギリシャ当局とユーログループが新しい協定を結ぶためのつなぎとなり得る。2月16日の次回会合で協議を続ける」
*内容を追加します。