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年内多少の利上げ必要、バランスシート縮小見送り可能=連銀総裁
[ニューアーク(米デラウェア州) 19日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は19日、年内の利上げはおそらく必要との認識を示した。同時に年末までバランスシートの縮小を見送ることは可能とも指摘した。
総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持っていない。
前月の連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、次の動きが利上げもしくは利下げになる可能性があるとのガイダンスが削除されたことについては「正常化」に向けたシフトの一環と説明。世界経済の減速や米中通商協議など成長に対するリスクが顕在する一方で、経済は引き続き堅調に推移する見込みとした上で「FRBは年内おそらく多少の利上げを迫られると思う」と語った。
FRBが抱える4兆ドルを超えるバランスシートについては、年末まで縮小を停止することは可能と表明。縮小を停止しても景気の押し上げにはつながらず「全般的に経済に重大な影響は生じない」との見方を示した。また保有証券については国債のみとし、期間が短めの銘柄に重点を置いたポートフォリオが望ましいとした。
*内容を追加しました。