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中国が相互尊重原則堅持、ポルトガルと「一帯一路」協力で覚書

2018年12月06日(木)05時22分

[リスボン 5日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は5日、世界の諸問題への取り組みで「相互尊重」の原則を常に堅持する方針を表明した。

ポルトガルと中国はこの日、中国のシルクロード経済圏構想「一帯一路」に協力することで覚書を締結した。

習氏はリスボンで「世界が数多くの困難に直面していても、中国は常に相互尊重と平和発展の原則を堅持し、平和と安定を促進していく」と演説した。

ポルトガルの首相官邸の発表によると、今回の覚書はデジタル機器の接続や電気自動車など広範な分野に及ぶという。習氏のポルトガル訪問に合わせて締結された。

ポルトガル投資貿易振興庁(AICEP)と中国・中糧集団(COFCO)も別の覚書に署名した。合意によると、COFCOがポルトガル北部のマトジニョシュ港に世界的な共有サービス拠点を置く。

農業や漁業、海洋学のデータ収集に向けた小型衛星を開発したり、中国の華為技術(ファーウェイ)と欧州の通信会社アルティスが、ポルトガルで第5世代移動通信方式(5G)網を開発したりすることなどでも合意したと確認された。

ポルトガルは欧州勢の中でも、中国から多くの投資を呼び込んでいる。

*内容を追加しました。

ロイター
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