コラム

元CIA工作員が分析する2022年...中国は大人しくなるが、アメリカは揺れる

2022年01月05日(水)17時21分

■地球温暖化

「100年に1度」の災害は地球温暖化の加速に伴い増え続けるだろう。世界各地でサンゴが大量死するなど、差し迫った環境の脅威も警告されている。

それでも、二酸化炭素の排出量削減に向けた経済や政策の重要な変化がようやく加速しつつある。世界の電気自動車(EV)の販売台数は15.6%増の見込みで、自動車業界全体の伸び(5.5%)を大きく上回る。21年に開催された国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で大半の国が、2050年または2070年までに炭素排出量を実質ゼロにすると約束した。壊滅的な温暖化を食い止めるには不十分だが、これまでで最も野心的な目標だ。

総じて言えば、22年の外交と地球温暖化の動きは、世界中で社会がストレスにさらされ続けることを示唆している。しかし、地球の存続を脅かす危機に、各国政府は現実的な政策で対応を始めている。近い将来については深刻な懸念材料もあるが、希望が持てる兆しもいくつかある。

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プロフィール

グレン・カール

GLENN CARLE 元CIA諜報員。約20年間にわたり世界各地での諜報・工作活動に関わり、後に米国家情報会議情報分析次官として米政府のテロ分析責任者を務めた

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