コラム
福島第一原発の凍土壁は安倍首相の面子を守る「万里の長城」
福島第一原発で「凍土壁」の工事が始まった。これは事故を起こした原子炉からもれる水が地下水を汚染するのを防ぐため、地下30メートルまで凍結管
戦争を防ぐには「戦争のできる国」になる必要がある
集団的自衛権をめぐる与党協議は難航し、今国会の成立はあやしくなってきた。政府は武力攻撃に至らない「グレーゾーン」への対応などを公明党に説明
人口減少時代には「メガシティ」への人口集中が必要だ
日本の人口はすでに減り始めており、あと30年で3000万人以上減って1億人を割る見通しだ。これに対して「少子化対策」や移民の受け入れなどの
「残業代ゼロ」に反対する工業社会の亡霊
政府の産業競争力会議で、労働時間ではなく成果に応じた賃金を認める規制改革が提案され、安倍首相も賛成した。この具体策を5月14日の会議で検討
21世紀にマルクスはよみがえるか
今アメリカで、マルクスがブームになっている。『21世紀の資本論』と題する700ページ近い専門書がアマゾン・ドットコムのベストセラー第1位に
原発に代わる「未来のエネルギー」は再生可能エネルギーではない
民主党政権が脱原発のお手本にしたドイツでは、再生可能エネルギーが経済の大きな負担になっている。今年2月、ドイツ政府の諮問機関であるEFI(
悪性インフレで「貧困と格差の時代」がやってくる
株価が下がり続け、アベノミクスの減速が目に見えてきて、日銀の追加緩和を求める声が強まっているが、黒田総裁はそのそぶりを見せない。それはそう
小保方氏の会見でみえた「科学コミュニケーション」のむずかしさ
注目された小保方晴子氏のSTAP細胞についての記者会見が行なわれた。これは3月31日に出された理化学研究所の調査報告書のうち、項目1-2と
悪いインフレと「双子の赤字」が国富を食いつぶす
日本銀行の黒田総裁が就任して1年になった。彼は「異次元緩和」の1年を振り返って「2年で2%の物価安定目標は達成可能だ」と自信を見せた。たし
安倍政権の「逆所得政策」で正社員と非正社員の格差が拡大する
「デフレ脱却」を掲げた安倍政権は「インフレ→企業収益の拡大→賃金上昇→消費拡大→景気上昇」という経済の「好循環」が起こるといっていたが、1年