コラム

エコノMIX異論正論 池田信夫

「民主党300議席」後の世界

 衆議院が解散され、恒例の選挙予測が各週刊誌に出そろった。政権交代を予測しているのは当然だが、驚くのはそろって民主党の圧勝を予想していること

2009.07.23

自由主義を装った重商主義の危険

 1930年代の大恐慌を悪化させた要因として、各国が保護貿易をとったことはよく知られている。特にアメリカが1930年に施行したスムート・ホー

2009.07.16

G8サミットへの中国のメッセージ

 今週、イタリアのラクイラという町で開催されているサミット(先進国首脳会議)は、もしかすると最後のG8サミットになるのではないか、と思うぐら

2009.07.09

「イタリア化」する日本

 日本の政局は、大混乱になってきた。こういう状態をよく「イタリア化する」というが、別の意味でも日本はイタリアによく似てきた。G7諸国で1人あ

2009.07.03

過剰な「安心・安全」は、かえって安全をそこなう

 25日の記者会見で、麻生首相は「安心社会」を政府のスローガンに掲げた。不況の中で、人々に不安が広がっており、政治がそれに対応するのも、ある

2009.06.26

日本の財政は世界最大のネズミ講

「1人殺すのは犯罪者だが、100万人殺せば英雄になる」といったのはチャプリンだが、ネズミ講も数億円だと犯罪になるが、1000兆円になると国民

2009.06.18

景気の下げ止まりは「偽りの夜明け」

 11日の日経平均株価が一時、8ヶ月ぶりに1万円台を回復した。市場では「相場は底を打った」という楽観論が広がっているが、本当だろうか。強気の

2009.06.11

環境バブルがやってくる

 オバマ政権の最大の目玉は「グリーン・ニューディール」だ。今後10年間で環境分野に1500億ドル投資し、500万人の雇用を創出するということ

2009.06.04

元気な中国、元気のない日本

 中国経済が元気だ。上海総合指数は年初から5割近く上がり、昨年6月ごろの水準に戻った。かつて「先進国と新興国は別の経済なので、欧米の成長が鈍

2009.05.28

今の不況は「100年に1度」ではない

 日本の1〜3月期の実質GDP(国内総生産)成長率が年率マイナス15.2%となり、戦後最悪の記録を更新した。こうした事態を「100年に1度の

2009.05.21
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 2
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2人無事帰還
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 6
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 7
    「隠れたブラックホール」を見つける新手法、天文学…
  • 8
    イラン領空近くで飛行を繰り返す米爆撃機...迫り来る…
  • 9
    【クイズ】アメリカの若者が「人生に求めるもの」ラ…
  • 10
    【クイズ】2025年に最も多くのお金を失った「億万長…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「最大の戦果」...巡航ミサイル96発を破壊
  • 4
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 5
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 6
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 7
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 8
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 9
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 10
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中