コラム
航空自由化は発着枠オークションで
航空会社が路線や便数を自由に設定できる「オープンスカイ」協定を締結することで、日米政府が11日に合意した。協定は羽田空港の第4滑走路の供用
補正予算という麻薬
鳩山内閣は「ハネムーンの100日」も終わらないのに、迷走を重ねて政権末期の様相を呈してきた。8日、閣議決定された緊急経済対策は7.2兆円と
国家戦略の不在で迷走する「環境税」論議
鳩山内閣といえば迷走がお家芸だが、環境税をめぐる論議もご多分にもれない。来年度の国債の新規発行額が50兆円を超えることに危機感を抱いた藤井
「科学技術立国」に必要なのは談合ではなく競争だ
行政刷新会議の事業仕分けで、事実上の凍結と判定された次世代スーパーコンピュータをめぐって、ノーベル賞受賞者らが緊急声明を出すなど、大論争が
OECDも批判した民主党政権のバラマキ少子化対策
今月18日、OECD(経済協力開発機構)のアンヘル・グリア事務総長が都内で講演し、「日本の政策目的を支援する」と題する提言を発表した。これ
行政刷新会議の「事業仕分け」は順序が逆だ
概算要求が史上最大規模にふくらんで窮地に立たされた民主党政権が、予算を削減する目玉として開いたのが、行政刷新会議だ。その事務局長には、東京
「租税競争」に日本は生き残れるか
経済危機が一段落した今、先進国と新興国の新たな闘いが始まっている。先日、ある総合商社の幹部から「いま日本のメーカーは徹底的なコストダウンの
アメリカはいかにして財政赤字から脱却したか
日本の財政赤字が、危機的な水準にあることは、先週の当コラムでも指摘したとおりだ。28日は長期金利が大幅に上がり、10年物国債の金利は1.4
日本郵政の社長人事が暗示する財政の「Xデー」
政府が日本郵政の社長に元大蔵次官の斎藤次郎氏を起用した人事は、多くの人を驚かせたが、これは先日の概算要求と一体で考えると意味深長である。概
概算要求の混乱にみる「国家戦略」なき鳩山政権
霞ヶ関の年中行事の中で、もっとも重要なものの一つに「概算要求」がある。これは各省庁が次年度に要求したい予算を財務省に提出するもので、毎年8