コラム
「失われた30年」に向かう日本
1990年代の日本経済は「失われた10年」と呼ばれたが、その状況は2000年代になっても変わらず、「失われた20年」といわれるようになった
「オンデマンド」に進化するテレビを訴訟で妨害するテレビ局
最高裁は14日、「まねきTV」をめぐる訴訟の口頭弁論を開いた。この訴訟は、テレビ局がまねきTVのサービスを行う永野商店を被告として起こした
租税特別措置をなくせば法人税率は25%に下げられる
法人税をめぐって、政府と財界の攻防が激化している。政府の税制調査会は、法人税を5%ポイント引き下げる案を軸に検討しているが、これによって税
ツイッターと政治主導が実現した「電波開国」
新聞もテレビもあまり報じない大きなニュースが、先週あった。総務省の「ワイヤレスブロードバンド実現のための周波数検討ワーキンググループ」は、
危機管理能力のない民主党と平和ボケした自民党
今週の本誌の特集は「アジアが戦場になる日」。印刷されたのは23日に北朝鮮の砲撃が起こる前だからこれは偶然だが、この特集の予想が当たりそうな
尖閣ビデオはメディアの歴史の転換点
神戸海上保安部の海上保安官が尖閣諸島のビデオをYouTubeから流した事件は、外交から司法までさまざまな分野に波紋を投げかけたが、メディア
新たな「近隣窮乏化競争」が始まった
聖書に「汝の隣人を愛せ」(love thy neighbor)という言葉があるが、通商問題では「汝の隣人を貧しくせよ」という言葉が使われる
アメリカ中間選挙の「茶会事件」を生んだ反政府の伝統
2日に行なわれたアメリカの中間選挙は、共和党の予想以上の圧勝だった。中でも注目されるのは「ティーパーティ」(茶会)と呼ばれるボランティアの
民主党をゆるがす「黒船」TPP騒動
TPP(環太平洋パートナーシップ協定)をめぐって、民主党がゆれている。TPPといってもなじみがないと思うが、シンガポール、ブルネイ、チリ、
村木厚子氏が闘う検察より手ごわい敵
大阪地検特捜部の冤罪事件は、検察官が逮捕される一方、被告だった村木厚子氏(元厚生労働省局長)が内閣府政策統括官に栄転する逆転劇となった。彼