コラム
「黒田バズーカ」はなぜ逆噴射したのか
日本銀行の総裁に就任した黒田東彦氏が4月4日に発表した「異次元緩和」は、強烈な印象を与えた。日銀が「2年後に2%の物価上昇率を実現するため
「シェール革命」は日本のチャンスかピンチか
日本のエネルギー政策が、原発を止めたまま、その下に活断層があるかどうかなどという不毛な議論をしているうちに、世界のエネルギー情勢は大きく動
「国債バブル」の崩壊は市場の合理的行動
日銀の黒田総裁が4月4日に「異次元緩和」を発表したとき、その第1のねらいは「資産買入れにより、イールドカーブ全体の金利低下を促し、資産価格
グローバル資本主義は「ユニクロ化」する
ユニクロの親会社、ファーストリテイリングの柳井正CEO(最高経営責任者)が打ち出した「世界同一賃金」構想が波紋を呼んでいる。朝日新聞で報じ
安倍首相は「親学推進議員連盟」の会長を辞任せよ
安倍首相は、19日に発表した成長戦略スピーチで、その中核として「女性の活躍」をあげた。主な項目は次の通りだ: 1)社会のあらゆる分野で20
日本が「シェール革命」の恩恵を受けるにはパイプラインが必要だ
今アメリカ経済は「シェール革命」にわいている。深い地底にある頁岩(シェール)から天然ガスや原油を採掘する技術が実用化したことで、その埋蔵量
「池の中の鯨」になった黒田日銀はうまく泳げるのか
黒田東彦総裁が就任して初の金融政策決定会合が4日行なわれ、日銀は2014年末までに270兆円の資金供給を行うことを中心とする大規模な「質的
アベノミクスの「偽薬効果」に副作用はないのか
一本調子で急上昇を続けていた株価が、4月に入って下落に転じている。2日の日経平均株価の終値は、131円の続落で1万2003円。一時は300
雇用改革は「閉じた社会」から「開かれた社会」への変化だ
民主党政権ではタブーだった「解雇規制」という言葉が、国会で出て来た。産業競争力会議などで解雇規制の緩和を求める声が出ていることについて、安
「発送電分離」は業界の抵抗で骨抜きになったのか
自民党の経済産業部会は19日、電力システム改革の方針について政府原案で「2015年に国会に提出する」としていた発送電分離と電気料金規制などに