コラム
泣くも「高考」、笑うも「高考」
かつて一緒に仕事をしたことがある中国人翻訳家から昨年夏、わたしの携帯電話に突然メッセージが届いた。「おじゃまします。息子にアモイ大学の入学
文化交流の本質とはなんなのか
先日、ツイッターで誰かが「海外で日本の家電製品や車のようなハードが評価されていた時代はもう過ぎた。これからはソフトだ。今や日本が海外で誇れ
脱皮を始めた都市住民たち
ここ半年ほど気がついていたのだが、北京の街の表情が以前と違ってきた。「以前」というのはわずか1年あるいは2年ほど前のことで、実はその変化は
「大使憎けりゃバックパックまで...」?!陳光誠氏騒ぎの舞台裏
すでにご存じの方も多いだろう。日本がゴールデンウィークを楽しんでいる真っ最中に、前回このコラムでビデオメッセージの全訳を紹介した、盲目の人
盲目の活動家、陳光誠氏の訴え
今年の中国はリアリティドラマの当たり年なんじゃないだろか。実質的な年の始まりである旧正月「春節」が明けた途端に重慶で王立軍・元市公安局長の
習近平とジェレミー・リン
米誌「タイム」が「世界に影響を与える100人」の最新リストを発表した。それをざっと眺めて、わたしが個人的に感じたのが、1)日本人が一人も選
「我が家の文革ミニ歴史」ブーム
先月下旬、新聞や雑誌を売るニューススタンドの前で足が止まった。そこに並んでいた政治、社会問題系の雑誌のカバーに軒並みと言っていいほど温家宝
2012年、香港行政長官選挙の波乱
先週の日曜日、3月25日に香港で4回目の香港行政特別区の行政長官選挙が行われた。まだまだ、という形容詞が4倍くらいつくくらい不完全な「選挙
「独二代」
これを書きかけたときに、薄煕来「元」重慶市党委員会書記が「双規」に問われた、という噂が流れてきた。以前書いた、片腕の王立軍が引き起こしたア
香港、「白手興家」時代の終えん
「なんでまたこんなことになってしまったんだろう...?」。きっと今、ドナルド・ツァン(曾蔭権)香港特別行政長官はそう思い続けているはずだ。