コラム
日中領土外交のデッドライン
11月8日。とうとう、世界中のメディアが注目していたX-デーが明らかになった。今秋、5年ぶりに開かれる中国共産党の党大会の開幕日である。こ
香港新世代の誕生:反「洗脳教育」運動
今年は何度もこのコラムでも書いてきたが、香港が熱い。 9月9日日曜日、7月に4代目の行政長官が就任したばかりの香港で主権返還以来5回目と
中国政府の不作為、日本政府の無能:領土問題第2ラウンド
「亭主、元気で留守がいい」というブラックなCMコピーが話題になったことがあった。今の中国政府は「国民、元気で無知がいい」だろう。 自国に駐
「親日」か「反日」かでは語れない領土問題
香港人活動家の尖閣上陸で始まり、19日の日曜日には中国各地での反日デモにまで発展した騒ぎに、「これからどうなるのだろう」と感じている日本人
啓東デモから日本企業が学ぶべきこと
7月28日に江蘇省南通市にある啓東市で起こったデモ(以下、啓東デモ)は、今後中国に進出する企業、特に工場拠点を構えるつもりの企業は中国の現
老朽都市、北京
今年5月に新しい家に引っ越した。最近雨後の竹の子のように建っているきれいで便利なマンションや外国人が密集する地区を避けて、街中の主要路に近
「留守児童」たち
先日、「南方週末」紙上のこんな記事が目に留まった。 「中国の農村における『留守児童』は、政府の統計によると5800万人。そのうち苦労しても
「官報メディア」vs「市場型メディア」〜現代中国メディアの読み方おさらい
先月末、言論NPOが発表した「日中世論調査」がメディアを賑わした。この調査の中国側調査の問題点については、昨年このコラムで指摘したので、そ
「その日」は超えられるのか? ―香港返還15周年
香港に来ている。着いた途端、空港で落ち合った友人から「台風が来てるよ。直撃するかも」と言われた。 中国大陸の突端、ちょうどフィリピンと向
一人一人の李旺陽
香港の6月はいつも特殊な空気を帯びてやってくる。中国大陸でもその空気を嗅ぎ取る人もいるが、ほとんどの人がそれを口にすることができないので街