コラム
ネット焚書の時代
前回のこのコラムで、芸術家艾未未が「和諧」(ハーモニーの意)と中国語で同音の「河蟹」(サワガニ)に引っ掛けて、昨年秋に上海で「上海ガニパー
その男、危険につき
中国当局はなぜこんな失策をしでかしたのだろう。 11月15日までに1552万人民元(約1億8千万円あまり)の支払いを命じられたとされ
憂鬱な「空気」
「なんでおれは、このアカウントをフォローしてわざわざ自分を暗い気分にしてんだ?」 数年前、在北京のある華僑がツイッターでこうつぶやいていた
占拠@中国
「ウォール街占拠騒ぎ」に浮かれているときじゃないだろ、中国。...と思っていたら、先週末から政府寄りメディアの「ざまーみろ、アメリカ!」みた
外食怖い
「もう外食は怖いよ」。いつもは泰然としている、ある文化人と一緒に夕食を取る約束に出向いたら、彼は現れるなりこう言った。彼や彼の周囲の友人とは
南国の自信「言うは易し、行うは難し」
中国の海南省で重化学工業発展計画が本格化し、議論を呼んでいる。海南省はもともと、中国がその領有権を主張する島の中で台湾に次ぐ面積を持つ海南
一人っ子政策の舞台裏
2年前、80年代生まれの一人っ子である陳さんはわざわざアメリカで息子を生んだ。帰ってきた彼女が「子供はもう一人欲しいわ」と言うのを聞いて、
なにを世論と呼ぶのか――「第7回・日中共同世論調査比較結果」読後感
中国に身を置きつつ、日本で流れる報道や話題をチェックするのは日課の一つだが、時として自分が目にしている「中国」とまったく違う「中国」を大き
都市を支える二等公民――民工の子弟たち
9月は中国の学校では新しい学年が始まる。本来ならちょうど今頃は子供を持つ家庭ではウキウキと新学期に向けた準備が進められているはずだが、北京
「解任」と「異動」の間で
中国鉄道部の王勇平スポークスマンが8月16日、その職を「解任」された。 カッコ付きなのは、新華社の英語配信では同氏が「dismiss」さ