ダンスが始まるとかなり騒々しく、高揚感は夜もしのぐほど。2時間近く続いたダンスが終わる頃、巨大なニンジンの衣装をまとった人が登場し、クラウド・サーフィング(胴上げのように担がれて人々の頭上を移動すること)が始まった。
アグラワルとブライマーは「好きでやっていること」だと強調するが、ビジネスとして収益も上げている。参加料はダンスパーティーのみが35㌦、ヨガ込みで50㌦。多くのイベントが完売になる。
参加者の顔触れは、教師、広告代理店勤務、金融業者などさまざま。デイブレーカーの存在を知ったのは口コミで、感想を聞くと「ポジティブ」「健康的」という言葉が飛び出した。
DJのスカムフロッグはこう言う。「夜に出掛けるのは逃避するため。でもここで会う人々は、偽りの自分ではなく素の自分を見せる。酒やドラッグから離れると、まったく異なるバイブが生まれる」
まったく新しい気持ちで一日を始める、それが朝活の魅力だ。
[2015年8月 4日号掲載]
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