バレルは2020年にテレビ番組のインタビューの中で、「ロイヤル・ブリタニア号での新婚旅行の際に、ダイアナはCの文字を重ね合わせた刻印入りのカフスボタンを見つけて、『これは何?』と夫を問い詰めた」と明かし、さらにこう述べた。「カフスボタンはカミラが結婚祝いとしてチャールズに贈ったもので、重ね合わせたCの文字は、自分のことを忘れないでというメッセージだった」
ダイアナの死後に彼女の所有物を盗んだとして、2002年に起訴された過去がある(後に起訴は取り下げられた)バトラーはさらに、ダイアナから所有するシャネルのアクセサリー全てのロゴマークを取り外すよう指示を受けたと語った。「彼女の靴やハンドバッグについているシャネルのロゴマークを全て、取り外さなければならなかった」と彼は述べた。
オーストラリアのファッションデザイナー、ジェイソン・ブランズドンもまた、ダイアナがシャネルのロゴマークに居心地の悪さを感じていたことを覚えている。彼はダイアナが1996年(チャールズと離婚した年)にオーストラリアを訪問した際に、ダイアナと会っている。
彼はダイアナに紹介された際、コーディネートを手伝ってほしいと頼まれたという。「彼女は両手いっぱいに靴やバッグを持ってきて、ソファの上にどさっと置いた」と彼は述べ、さらにこう続けた。
「そして(ダイアナは)私に『どう思う?』と尋ねた。私がその中からシャネルの靴を見つけて『これはどうか』と提案すると、彼女は『Cに関連のあるものは駄目。それはCが2つもあるじゃない』と言った。理由を尋ねたら、彼女は『カミラとチャールズのCだから』と答えた」
ロゴマークは嫌っていても、ダイアナはその後もシャネルを愛用し続けた。死亡するわずか数カ月前にウィンザー城で行われたウィリアム王子の堅信礼では、シャネルのアイスブルーのツイードスーツ(ボタンにはシャネルのCのロゴマークがついていた)を身に着けた。
princess diana in a 90s chanel suit pic.twitter.com/LLHXtc2gKs
— (@PRADAXBBY) December 15, 2020
一方、ダイアナと離婚したチャールズと2005年に再婚したカミラは、複数のシャネルバッグを所有している。なかでもカナダで持っていた「ココハンドル」は、これまでで最も多く公の場に登場しているものだ。
今年はエリザベス女王のプラチナ・ジュビリーの年であると同時に、ダイアナが1997年8月31日にパリでの交通事故で死亡してから25年の節目でもある。
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