『アステイオン』本誌

2024/11月発売
vol101

特集:コロナ禍を経済学で検証する

2024/11発売

日本で実施されたコロナ対策は、経済学の見地からみて、効果があったのか。効果があったとすれば、どのような影響があったのか。効果がなかったとすれば、何が原因で、どうすればよかったのか。そして、その事後検証を通じて、次なる時代への示唆や教訓をどのように導くことができるのか。

目次

【特集】

  • 経済学で迫るコロナ対策の実態土居丈朗
  • 感染症対策における日本の経済学(者)大竹文雄
  • 顕著になったウェルビーイング格差山本 勲
  • 雇用対策から学べる教訓酒井 正
  • ゼロゼロ融資と利用企業のその後植杉威一郎
  • 医療における有事対応伊藤由希子
  • コロナ対策の「事後検証」――田中会計検査院長が語る田中弥生+土居丈朗
  • <コラム>東京五輪2020の経済効果宮本勝浩
  • <付録>年表&グラフ

【論考】

  • 西洋音楽の「加速」――楽譜の歴史から見えてくるもの菅沼起一

【時評】

  • 歴史は教育?岡本隆司
  • 竿燈祭りにみる男性性のはかなさ村上由鶴
  • 「既成政党不信」のなかの希望池田真歩

【海外通信】

  • 七宝の花瓶と「バーダーディー」――中東初の日本大使館ジラルデッリ青木美由紀
  • パリはパリを擬態する――オリンピック都市開発とグラン・パリ荒又美陽
  • 「頭と胴を繋ぐ」言語としての――ベナンの現代美術シーンと脱植民地化中村融子
  • ニューヨーク湾に戻ってきたカキ八田浩輔

【エッセイ】

  • 目的論的「創造性」の呪縛松浦健二
  • コンプライアンスという「正論」渡辺 裕
  • 「タイパ」はなぜ浸透したか――考現学と社会記号稲田豊史
  • 季語の力夏井いつき
  • 最も新しいものは最も時代遅れになったものの中に隠されている鹿島 茂
  • 木は腐るのか その2藤森照信
  • 正宗白鳥と上田敏奥本大三郎
  • やめるということ「もうよか、まだよか」阿川尚之

【写真で読む研究レポート】

  • 百人一首かるたで世界を繋ぐ虞 雪健
  • 写真植字と文字印刷の百年阿部卓也

【書評対談】

  • イギリス王室の生命力君塚直隆+佐伯順子

【研究会レポート】

  • 米中新冷戦下におけるアジア白石 隆
  • アジア開発銀行と中国中尾武彦
  • 台湾の新政権と習近平下の中国川島 真

【追悼】

  • 五百旗頭さんの思い出北岡伸一
  • 五百旗頭真先生が遺したもの蒲島郁夫+國分良成+御厨 貴+岸 俊光
  • 五百旗頭真氏年表
PAGE TOP