『アステイオン』本誌

1997/1月発売
vol043

特集:日本の矛盾──世紀末日本の歪みを正すには

1997/1発売

目次

【巻頭論文】

  • アジアの中の日米中関係小島朋之

【特集】

  • 投票率低下に見る〝政治無力〟竹中平蔵
  • 「やらせ」問題の本質とは佐々木幹郎
  • 「新しい教養」へのヒント筒井清忠
  • 官僚制の生理と病理――薬害エイズとオウム教団御厨 貴

【独立論文】

  • 資本主義の文化的矛盾ダニエル・ベル
  • スマイルズから露伴へ――発明苦心談の系譜平川祐弘

【連載】

  • 聴くことの力・臨床哲学試論① <試み>としての哲学鷲田清一
  • パリ・一九三〇年代の光と影⑤ 都市の痕跡と写真――ブラッサイ『落書き』今橋映子

【座談会】

  • 文化は「資本」となりうるか――アートマネージメントの今後井野瀬久美恵
    +河内厚郎
    +橋爪紳也
    +藤岡 郁

  • あてなる中田 昭
  • 梶井基次郎『檸檬』高田 宏
  • 出会いの時谷村 晃
  • 母親の心木村治美
  • チビタベッキアにて齋藤茂太
  • フィンランド人の自然の愛しかた井尻千男
  • 強いられた開港岸田 秀
  • 地図木下直之
  • 哀しきメッセンジャーボーイ青木冨貴子
  • 〝食べ物〟の領域西澤光義
  • 京都とプラハ石川達夫
  • 断言できない症候群久米 勲
  • 二つの時間山下真由美
  • プロ野球という活劇河内厚郎
  • 内戦の時代竹田いさみ
  • ボーア戦争――大英帝国の「終りの始まり」中西輝政
  • 漂流のさなかに「兆し」を求めて池田裕行+
    大岡 玲
  • 合わせ鏡に映る二重性――川本三郎『荷風と東京』清水 徹
  • 熟した眼――中野美代子『奇景の図像学』武田信明
  • 子供に戻る術――西川恵『エリゼ宮の食卓』佐藤亜紀
  • 百パーセントエロチック――M・デュラス『愛人』司城志朗
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