ケインズの時代が終わり、マルクスの時代が始まる

2015年1月7日(水)17時08分
池田信夫

 原油価格は1バレル50ドルを切り、2009年以来の水準になった。昨年11月のコアCPI(生鮮食品を除く消費者物価)上昇率は年率0.7%に下がったが、今年中にはCPI上昇率はゼロになるだろう。日銀の大規模な量的緩和で上がらなかった物価が、原油安で下がったのは皮肉である。

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