米ロ外相が電話会談、「一方的な障壁」の撤廃を協議

ロシア外務省によると、ラブロフ外相(写真)とルビオ米国務長官は15日、電話で会談し、ウクライナ情勢について協議した。12日撮影。代表撮影((2025年 ロイター/Maxim Shemetov)
[モスクワ 15日 ロイター] - ロシア外務省によると、ラブロフ外相とルビオ米国務長官は15日、電話で会談し、ウクライナ情勢について協議した。米国の前政権が設定した「一方的な障壁」の撤廃についても話し合ったという。
電話会談は米国側が働きかけたもので、両氏は「前政権から引き継いだ互恵的な貿易・経済・投資協力に対する一方的な障壁を取り除くため」連絡を維持し、二国間関係の問題を解決する方針で一致した。
具体的にどのような障壁について協議したかは不明。バイデン前大統領はウクライナに侵攻したロシアに制裁を科している。
米国務省によると、ルビオ氏は電話会談で、ウクライナ紛争に終止符を打つトランプ大統領の決意を再確認したほか「他の多くの二国間問題で協力する可能性について協議」した。
ロシア外務省は、両氏が「ウクライナ問題の解決、パレスチナ情勢、中東情勢全般など差し迫った国際問題について対話する相互の意思を表明した」としている。