ハマスが人質3人解放、イスラエルも369人釈放 停戦合意の崩壊回避

パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスは15日、人質となっていたイスラエル人3人を解放した。写真は解放された人質(右)と面会する母親。15日撮影。政府報道局提供(2025年 ロイター)
Nidal al-Mughrabi Maayan Lubell Ali Sawafta
[カイロ/エルサレム/ラマラ 15日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスは15日、人質となっていたイスラエル人3人を解放した。
イスラエル側も収監していたパレスチナ人369人を釈放し、停戦合意の崩壊を回避した。
イスラエル首相官邸によると、ネタニヤフ首相は、ハマスに圧力をかけたトランプ米大統領に謝意を表明。次のステップを議論するため閣議を招集する方針だ。
トランプ大統領は15日正午までに人質全員を解放しなければ「地獄が始まる」と述べていた。ネタニヤフ首相もハマスが期限を守らなければ「激しい戦闘」を再開する意向を示していた。
ハマスはこれまでにイスラエル人19人とタイ人5人を解放した。依然73人が拘束されている。