最新記事

Z世代

新卒で墓地勤務「Z世代の墓守」は給料も職場環境もノーストレス

2022年11月27日(日)15時00分
佐藤太郎

タンさんの選択は「サボる」文化の象徴?

香港英字紙SCMPによると、中国では一般的に、墓地は不吉な場所と考えられている。そのため彼女の動画を見たネットユーザーの多くが、新卒の若い女性がこのような仕事を選んだことに驚いたという。

しかし、それ以上に多かったのが、タンさんへの共感と支持するリアクションだ。これはおそらく、中国本土のZ世代に広がる「サボる」文化を反映していると考えられる。

タンさんの動画に寄せられたコメントには、「昔はこのような仕事は不吉とされていたが、現代人にとっては平和な仕事」とあった。

「私もこの仕事が好きです。人と接する必要がないし、政治的な問題もない」と、共感する人もいた。

大学で埋葬と墓地管理を専攻していたタンさんにとっては、墓地での仕事を選んだのは自分にとってごく自然なことだと考えている。

「これは普通の仕事です。普通のことをやっているだけ」「私は今の生活に満足していますし、この仕事を続けていくつもりです」とタンさんは語っている。

中国の葬儀市場は、人口の急速な高齢化に伴い、近年大幅に拡大している。中国の調査会社Huajing Researchによると、2020年には2570億元(360億米ドル)の規模になるとされている。世代が入れ替わり、新たな価値観が普及すれば、働き手を確保する問題も解消につながる可能性もある。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

BHP、豪鉄鉱石・石炭部門の分離を検討

ビジネス

仏産ワイン・蒸留酒、関税で米国販売20%減へ 業界

ビジネス

米関税政策、世界経済脅かす可能性 豪中銀が警告

ワールド

日本の関税24%、働き掛け奏功せず 安倍元首相をト
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台になった遺跡で、映画そっくりの「聖杯」が発掘される
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 5
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 6
    イラン領空近くで飛行を繰り返す米爆撃機...迫り来る…
  • 7
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 8
    博士課程の奨学金受給者の約4割が留学生、問題は日…
  • 9
    トランプ政権でついに「内ゲバ」が始まる...シグナル…
  • 10
    【クイズ】アメリカの若者が「人生に求めるもの」ラ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 5
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 6
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 7
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 8
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 9
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 10
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中