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温暖化で野草の40%が減少、朝食に大打撃が

Vanishing Flowers

2022年5月20日(金)17時30分
スプーシー・ラマン

既に1990年代以降、現在知られているハチの種類の25%が目撃されていない。その最大の理由の1つは生息環境の喪失だ。

気候変動は「作物の受粉と人間の食料供給を危険にさらしているが、より懸念されるのは、野生植物の受粉と人間を取り巻く生態系に与えるダメージかもしれない」と、スタウトは語る。

温室効果ガスの排出量を迅速に減らして気候変動を抑えれば、少なくとも一部の野草は絶滅から救えるかもしれない。だが、野草を守るためにやれることはほかにもある。

「野草と花粉媒介昆虫の生態系を強化する一番いい方法は、生息環境を増やすとともに、その質を高めること、そして複数の生息地のつながりを改善することだ」と、モスは言う。

「より多くの自生植物と昆虫が生息できる場所を保全し、一定の規模と質を維持するとともに、孤立させないようにすることが重要だ」

This story originally appeared in Mongabay (https://news.mongabay.com) and is part of Covering Climate Now, a global journalism collaboration strengthening coverage of the climate story

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