最新記事

ネット

逆子の自然分娩「レクチャー映像」がトラウマ級

2022年2月14日(月)18時15分
若道いつき
逆子の経膣分娩

(※動画は本文中にあります) @sarahh_202/TikTok

<妊婦を模した人形の「裂け目」にゾッとするTikTokユーザーたち>

逆子(骨盤位)の赤ちゃんを経膣分娩する動画がTikTokで拡散され、視聴したユーザーはこぞってショックを受けている。逆子の赤ちゃんは助産師の手によって「母親」のお腹の上に反転させられ、最後に頭部が出てくる。

昨年11月に公開されたこの映像は(14日時点で)3000万回以上再生され、230万を超す「いいね!」と3.5万以上のコメントが寄せられている。

この動画は実際の出産シーンではなく、助産師学校の学生が妊婦を模した人形を使って再現したものだ。

骨盤位分娩は、赤ちゃんが頭からではなく足から生まれてくる出産のこと。米国産科婦人科学会(ACOG)によると、骨盤位分娩は正期産の3〜4%だという。

逆子の経膣分娩は複雑で危険とされている。この過程で骨折や脱臼、へその緒が切れて神経や脳を損傷してしまうなど赤ちゃんにとってリスクが多い。そのため、医師はほとんどの場合、帝王切開を選択する。

@sarahh_202 I'm sorry if I traumatised you for the second time again. #fy #fyp #breech #birth #midwife #studentmidwife #breechbirth ♬ original sound - Alicia

コメント欄では、多くのユーザーが人形の妊婦にできた「大きな裂け目」を心配している。逆子によるものなのか、それとも大学の実習で使われすぎているためなのかは明らかではない。動画を投稿した@sarahh_202は、「私たちの大学には新しい練習用の人形が必要だ」と述べている。

「裂け目がトラウマになる」

「あの裂け目がリアルだったら子供は作らない」

こうした正直な感想には、それぞれ数万の「いいね!」が集まった。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

26年度賃上げスタンス、大半の支店で前年度並みとの

ワールド

「尹氏は北朝鮮の武力侵攻誘発を試みた」、韓国特別検

ワールド

ガザで避難地域に洪水の危険、防災資材搬入認められず

ビジネス

中国11月鉱工業生産・小売売上高、1年超ぶり低い伸
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の展望。本当にトンネルは抜けたのか?
  • 2
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジアの宝石」の終焉
  • 3
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 4
    極限の筋力をつくる2つの技術とは?...真の力は「前…
  • 5
    南京事件を描いた映画「南京写真館」を皮肉るスラン…
  • 6
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 7
    トランプが日中の「喧嘩」に口を挟まないもっともな…
  • 8
    大成功の東京デフリンピックが、日本人をこう変えた
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    世界最大の都市ランキング...1位だった「東京」が3位…
  • 1
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 2
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 3
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の脅威」と明記
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 6
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 7
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 8
    人手不足で広がり始めた、非正規から正規雇用へのキ…
  • 9
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 10
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中