競泳界の「鉄の女」が水の上を歩く奇跡の一枚
400メートル個人メドレーに出場したカティンカ・ホッスー(7月25日) Marko Djurica-REUTERS
<あまりにも印象的な写真について、「新しい趣味」だと言う>
東京オリンピック開幕直前、最終調整に臨んだハンガリー代表の水泳選手カティンカ・ホッスーが「水の上を歩く」自身の姿をソーシャルメディアに投稿し、ネット上で話題となった。
32歳にして5度目のオリンピック出場となるホッスーは、女子競泳界で最も優れた選手の一人だ。個人メドレーをはじめ、多種目で結果を出してきたことから「鉄の女」の異名で広く知られている。2016年のリオ五輪では、200メートルと400メートルの個人メドレー、さらに100メートル背泳ぎでも金メダルを獲得した。
金メダル64個、銀メダル20個、銅メダル12個──これは、過去にオリンピックと世界選手権で彼女が獲得したメダルの合計数だ。
東京アクアティクスセンターで撮影されたあまりにも印象的な写真に、「最近は水の上を歩くの。新しい趣味ね」とユーモアに富んだコメントを添えてフェイスブックとインスタグラムに投稿したところ、(27日18時時点で)それぞれ2万を超えるいいねが集まった。
25日に行われた400メートル個人メドレー決勝では、金メダルを獲得した日本の大橋悠依らに敗れて5位に終わったホッスーだが、200メートル個人メドレー、バタフライ、背泳ぎでの出場を控えている。
一足早くネット上にメダル級の話題を提供したホッスーだが、残す種目でいくつ本物のメダルを増やすかにも注目したい。