最新記事

中東

イスラエル軍とパレスチナ・ハマスの応酬激化 死者計30人超

2021年5月12日(水)08時03分

イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザからのロケット弾発射が相次いだことを受け、11日未明もガザ地区への空爆を継続した。ガザ地区南部で撮影(2021年 ロイター/Ibraheem Abu Mustafa)

イスラエル軍とパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの衝突は、11日も継続した。イスラエル軍はガザを空爆する一方、ハマスもイスラエルに向けて多数のロケット弾を発射するなど、双方の応酬は激しさを増した。

ガザでは、イスラエル軍の空爆により13階建ての居住ビルが倒壊。深夜になっても空爆は続き、地元住民によると空爆で家屋は揺れ、空は明るく照らされた。イスラエルではパレスチナ側から480発のロケット弾が撃ち込まれ、住民が防空壕に避難した。

パレスチナ側では、空爆が始まった10日以降で28人が死亡。イスラエル側の死者は3人となった。

米ホワイトハウスはロケット攻撃を非難するとともに、イスラエルには自衛のための正当な権利があるが、米国が最も重視しているのは事態の沈静化であると表明した。

赤十字国際委員会(ICRC)は全ての当事者に自制を促し、国際法に従って民間人の犠牲を回避するよう要求。しかし、イスラエルのネタニヤフ首相はガザ空爆の強度と頻度を高めると明言した。アラブ連盟はイスラエルによるガザ空爆を非難しつつ、暴力の拡大を食い止めるため、国際社会に早急な対応を求めた。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2021トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタミン」の正体
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...



今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

パキスタンやイラクで抗議活動、イラン最高指導者の訃

ワールド

イランに2日目の空爆、トランプ氏は反撃に警告 ハメ

ワールド

アングル:ハメネイ師後継、現実派ラリジャニ氏が有力

ワールド

イランが湾岸諸国に報復攻撃、民間インフラも対象 複
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作曲家が「惨めでもいいじゃないか」と語る理由
  • 2
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力空母保有国へ
  • 3
    「努力が未来を重くするなら、壊せばいい」──YOSHIKIが語った創作と人生の覚悟
  • 4
    【クイズ】世界で最も「一人旅が危険な国」ランキン…
  • 5
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    「本当にテイラー?」「メイクの力が大きい...」テイ…
  • 8
    ウクライナが国産ミサイル「フラミンゴ」でロシア軍…
  • 9
    【クイズ】サメによる襲撃事件が最も多い国はどこ?
  • 10
    米・イスラエルの「イラン攻撃」受け、航空各社が中…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 4
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 7
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 8
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 9
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 10
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中