コロナ禍の今こそ知りたい世界の病院トップ200
THE WORLD’S BEST HOSPITALS 2021
3位 マサチューセッツ総合病院
米マサチューセッツ州 ボストン
1811年に創設され、ハーバード大学医学大学院の研修医を受け入れている米国内最大規模の病院。研究分野でも業界をリードしており、1846年には手術用麻酔薬としてのエーテルの有効性を証明する初めての公開実験が行われた。現在も9500人の研究者が130以上のプロジェクトに従事している。病床数は約1000床で、年間約5万人の入院患者を受け入れている。
4位 トロント総合病院
カナダ トロント
創設は1819年。現在はトロント・ウェスタン病院やプリンセス・マーガレット癌研究センター、トロント・リハビリ研究所を含む多数の医療機関で構成されるユニバーシティー・ヘルス・ネットワークの要だ。
1922年にはこの病院で世界初のインスリンの臨床試験が行われ、86年には世界初の両肺移植が行われた。北米最大の移植センターとしても知られる。2020年時点で456床を有し、5万6000人以上の救急患者も受け入れている。
5位 ジョンズ・ホプキンズ病院
米メリーランド州 ボルティモア
1889年にジョンズ・ホプキンズ大学医学部付属の総合病院・教育施設として発足し、アメリカにおける医学教育の発展において中心的な役割を果たしてきた。パイオニア的な先端医療を数多く手掛けており、1966年にはアメリカで初めて男性から女性への性転換手術を行った。病床数は1000以上、毎年4万人以上の患者を受け入れている。
6位 大学連合病院シャリテ
ドイツ ベルリン
ベルリンがペストの大流行に襲われた1710年に設立され、ベルリン大学(現フンボルト大学ベルリン)医学部の付属病院に。今はベルリン自由大学の医学部とも連携し、ヨーロッパ最大規模の大学病院となっている。
新型コロナウイルスを同定するための最初の診断テストはここで開発された。昨年夏には毒物を盛られたロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイの治療を担った。病床数はベルリン市内の4施設合わせて約3000。
7位 カロリンスカ大学病院
スウェーデン ストックホルム
職員数約1万5800、病床数1600で、1810年にカール13世によって軍の外科医のための学校として設立されたカロリンスカ医科大学と提携している。同大学は医学系単科大学として世界最大級で、最も権威ある医科大学の1つ。この病院は生殖医学、胎児医学、外科手術、泌尿器科、脳神経外科に強く、小児専門病院2棟も備えている。