テキサスの病院で虐待が疑われる子ども急増、新型コロナと関連も
Suspected Child Abuse Deaths Could Be Linked to COVID-19
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って児童虐待が増加する可能性を懸念しているのは、コフマンだけではない。
ユニセフ(国連児童基金)も、ネット上で公開した声明のなかでこう警告している。「厳しいパンデミック対策により、世界中の何億人もの子どもたちが、虐待やジェンダーに基づく暴力、搾取、社会的排除、保護者からの引き離しなど、安全と健康に対する脅威の増大に直面するおそれがある」
「この感染症の影響はさまざまな形で、直接の感染者をはるかに超えて子どもたちや家族に広がっている」と、ユニセフ・子ども保護チーフのコーネリアス・ウィリアムズは声明で述べている。「学校は休校し、保護者は、子どもの面倒を見ながら生計を立てることに四苦八苦している。子どものリスクが高まっている」
児童福祉に関する懸念を受け、ユニセフは、「人道行動における子どもの保護のためのアライアンス」と共同で、対応にあたる政府当局や組織を支援するためのガイダンスを発表した。
このガイダンスでは、COVID-19流行によって仕事や収入に打撃を受ける家族に対する経済的・物質的支援をはじめ、ターゲットを絞った支援を提供することなどが推奨されている。
(翻訳:ガリレオ)
2020年3月31日号(3月24日発売)は「0歳からの教育 みんなで子育て」特集。赤ちゃんの心と体を育てる祖父母の育児参加/日韓中「孫育て」比較/おすすめの絵本とおもちゃ......。「『コロナ経済危機』に備えよ」など新型コロナウイルス関連記事も多数掲載。