だが、彼らは黙ってその恐怖に震えているわけではない。ソーシャルメディアには、こうしたステレオタイプに対抗するキャンペーンが続々と立ち上がっている。

ヨーロッパでは、中国系フランス人から始まった「#JeNeSuisPasUnVirus(私はウイルスじゃない)」というハッシュタグがトレンドになっている。中国発の動画アプリTikTok(ティックトック)を使って、人種差別的な扱いを受けたことをユーモアを交えて批判する人もいる。

CDCが新型コロナイウルスの感染対策として推奨しているのは、あくまで標準的な手順だ。つまりよく手を洗うこと、そして汚れた手で口や目、鼻を触らないこと。そこに特定の人種や地域を避けるようにという勧告は含まれていない。

それでも「感染症だから心配」と騒ぐアメリカ人がいたら、こう助言するといい。麻疹(はしか)のように、もっと危険で感染力の強いウイルス性疾患の最近の大流行は、アメリカが「感染源」であることを。

©2020 The Slate Group

<2020年2月18日号「新型肺炎:どこまで広がるのか」特集より>

【参考記事】新型コロナウイルスがアパートの配管を通じて空気感染?(香港)

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パニックとはこうして始まるものなのか。