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子作りにもうオスはいらない? ネズミの同性ペアの生殖に成功

Chinese Scientists Create Mice With Same-Sex Parents

2018年10月12日(金)15時00分
アリストス・ジョージャウ

新たな生殖の試みは全くの初期段階だが、多くの重要な意義があると専門家は語る。人間の遺伝子異常への理解を深めたり、研究に最適な実験動物を製造したり、または絶滅危惧生物のクローン生成などへの道が開ける。

アデレード大学のロバート・ノーマン教授(生殖・妊娠医療)によると、今回の単為生殖技術は、将来的に人間の同性カップルにも応用できるかもしれない。しかし、こうした医療が実現するまでには多くの実務的、技術的、倫理的な障害を克服しなければならない。

「最初の困難は、男女のカップルから人工的に生成された精子と卵子から子供を作ることだ」と、ノーマンは声明で述べている。「子宮に移植されず、実験的に生成された胎児から子供を作る試みには、倫理的な許可が与えられていない」

メルボルン大学のムンシーも同意見だ。

「今回の発見で生殖医療への理解は深まったが、マウスなど哺乳類の同性カップルから子供を作るのが極めて難しいことに変わりはない。成長異常や合併症などを回避するためにはかなりの技術の向上が必要となる」と述べている。

「今回の論文は、生物の成長と遺伝をどう操作するか、その技術がどこまで進んでいるかを理解するには、タイミングの良いものだ。しかし同時に、これだけ初期レベルの研究でも、社会に及ぼす影響を議論する必要があることを逆に想起させられた。こうした技術がもし必要だというのなら、どのような状況で、誰に対して適用されるべきか、慎重に議論しなければならない」

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