韓国を訪れる日本人観光客、再訪率は高いが満足度は低い その理由は...
満足度が低い日本人
モーテルやユースホステルなど安価な宿泊施設が多いなか、高級ホテルに宿泊する旅行者は日本人が唯一8割を超えているが満足度は低い。観光地の魅力や観光案内サービスの満足度も日本人が最も低くなっている。治安については、フランス人(98.2%)をはじめとする欧州や東南アジアを中心に満足している旅行者が多いが、日本人は低い評価を下している。韓国のホテルは、設備は豪華だがサービスレベルは日本に及ばない。観光サービスや治安も諸外国と比べて遜色ないレベルだが、日本と比べると評価は低くならざるを得ない。
日本人は飲食に対する評価は高いが、中央日報は特有の事情があると紹介する。ミシュランや中国人が参考にする携程美食林は専門家が評価しており、ランキングは酷似するが、日本人は日本人観光客等が評価したグルメ情報を参考にする人が多い。他の外国人や韓国人に知られていない店もあり、利用客の半数近くを日本人旅行者が占める店もある。
総合的な満足度は日本人が最も低く、再訪問の意向は平均値だが、知人等に勧めるかという設問に対する回答は最も低かった。再訪問回数と再訪問率のいずれも日本に次いで多い香港も満足度や知人等に紹介する意向は日本に次いで低い。
再訪問が増えるほど満足度が低い結果を韓国の観光関係者は真摯に受け止める必要がありそうだ。