世界を舞台に活躍するパイオニア 女性探検家の100年
Trailblazing Women Explorers
ケリー・エドワーズ
黒人女性初の旅行番組司会者
インドネシア〜アラスカ
アメリカの旅番組『ミステリアス・アイランズ』の司会者エドワーズは、パイロットの免許を持ち、スキューバダイビングでもべテラン。インドネシアでは何千もの遺体が埋葬された洞窟を探検し、アラスカのアリューシャン列島の上空も飛行した。
アロハ・ワンダーウェル
自動車で世界一周した初の女性
フランス/ニース
自らT型フォードを運転して6大陸を横断した彼女は「世界で最も広く旅をした女性」。まだ16歳だった1922年に自動車で世界一周を目指すキャラバンに参加し、ぺットのサルと共に人気者に。旅の記録映画の監督も務めた。
田部井淳子
エベレストに登頂した初の女性
ネパール/ヒマラヤ山脈
この日本人の女性登山家は「女は家事をしていろ」という世間の空気にあらがって、1975年に女性として初めて世界最高峰のエべレスト登頂を達成。その後さらに、7大陸の最高峰を制覇した初の女性となった。
バーバラ・ヒラリー
黒人女性として初めて北極点と南極点に到達
北極、南極
ヒラリーは年齢と人種に関する固定概念を見事に打ち破った。75歳で北極点に到達し、79歳で南極点に到達。いずれも黒人女性では初の偉業だ。看護師として働いていたが、引退後に冒険家に転身。20代で乳癌を、60代で肺癌を克服したファイターでもある。
11月10日号(11月4日発売)は「アメリカ大統領選 中国工作秘録」共産党が勝たせたいのはトランプかバイデンか。[PLUS]「千人計画」の盲点
[2020年9月22日号掲載]