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中国経済香港証券取引所、中国恒大集団の株式取引停止 傘下の不動産管理会社株も
香港取引所は、中国恒大が期限までに社債利払いを実行できなかったため株式取引を停止すると発表した。深センで先月26日撮影(2021年 ロイター/Aly Song)
香港取引所は4日、経営危機に陥っている中国不動産大手の中国恒大の株式取引を停止すると発表した。同社が再び、期限までに社債利払いを実行できなかったため。
また、中国恒大の不動産管理部門、恒大物業集団も株式取引が停止された。香港取引所は両社に対する措置の理由を明らかにしていない。
恒大の株価は今年に入って80%急落しており、恒大物業も43%下げている。
事情に詳しい関係筋によると、恒大の一部オフショア債保有者は9月29日が期日だった2024年3月償還のドル建て社債に対する4750万ドルの利払いを受けられなかった。恒大は同23日が期限だった8350万ドルの利払いも実行していない。
同社のオフショア債務は約200億ドル。10月にも合計1億6238万ドルのドル建て債利払いが期日を迎える。
一方、恒大は先月30日、傘下のウェルスマネジメント企業が同日までに期日を迎える理財商品について29日に10%支払いを実施したと発表した。
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