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鉄道日立製造のイギリス鉄道車両で亀裂、各社が運行休止 政府は対応指示
英国で8日、日立製作所製の鉄道車両の一部に亀裂が見つかった。複数の鉄道会社が当該車両の運行を休止し、英政府は9日、対応策を早急に発表するよう関係各社に指示した。写真は、英・アシュフォードにある日立レールヨーロッパ工場での同社製の車両。2016年6月15日に撮影。(2021年 ロイター/Dylan Martinez )
英国で8日、日立製作所製の鉄道車両の一部に亀裂が見つかった。複数の鉄道会社が当該車両の運行を休止し、英政府は9日、対応策を早急に発表するよう関係各社に指示した。
亀裂は8日の点検で「クラス800」シリーズの一部車両の車台で見つかった。鉄道運行会社のグレート・ウエスタン・レールウェイ(GWR)やロンドン北東鉄道(LNER)は、同クラスの全車両の運行を休止した。
ヒートンハリス運輸担当閣外相は声明で「できるだけ早期に安全にサービスを再開できるよう包括的な計画を速やかに示すよう鉄道業界に指示した」と述べた。
また、日立に対し、安全点検の計画と長期的な修理計画を提出するよう求めたという。
日立は乗客や鉄道会社に謝罪し、当該車両の運行休止は予防的措置だと説明。残る車両についても問題を点検するため早急かつ安全に取り組んでいるとする声明をツイッターで発表した。
ロンドンと英西部や南西部、ウェールズなどを結ぶ路線を運行するGWRは、多くのサービスを運休したと発表。10日からの週も影響が続くとの見通しを示した。
また「日立が引き続き問題を調査しており、点検が完了すれば早期に運航を再開したい」とした。
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