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感染症対策米フォード、GEと提携し電力不要の人工呼吸器生産へ 今後100日間に5万台
米フォード・モーターは、新型コロナウイルスの感染者が重症化した場合に必要になる人工呼吸器について、米ゼネラル・エレクトリック(GE)のヘルスケア部門と提携し、今後100日間にミシガンの工場で、5万台を生産すると発表した。写真は英国で昨年6月撮影(2020年 ロイター/Rebecca Naden)
米自動車大手フォード・モーターは30日、新型コロナウイルスの感染者が重症化した場合に必要になる人工呼吸器について、米ゼネラル・エレクトリック(GE)のヘルスケア部門と提携し、今後100日間にミシガンの工場で、5万台を生産すると発表した。その後は必要に応じて月3万台の生産が可能という。
同社が生産するのは、米食品医薬品局(FDA)の承認を得た簡素化された設計の人工呼吸器で、空気圧を利用し電力を必要とせず、COVID─19(新型コロナウイルス感染症)患者の多くに対応できるという。
患者が急増している州の当局者らは、米政権と製造業部門の企業に対し、人工呼吸器の生産を加速させるよう訴えていた。
フォードは従業員500人を動員して生産を開始する計画。従業員は工場に立ち入る前に新型コロナの感染症状がないか検査を受け、工場内では安全な距離を保つよう配置される。
トランプ大統領は27日、「国防生産法」に基づく権限を行使し、ゼネラル・モーターズ(GM)に対し人工呼吸器の生産を命じた。
GMは29日、インディアナ州の工場で、夏までに1カ月当たり最大1万台の生産を目指すと表明した。
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