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途上国の低炭素化支援をG20の優先課題に=南ア大統領

2025年02月27日(木)12時59分

 南アフリカのラマポーザ大統領は26日、今年の主要20カ国・地域(G20)議長国として、南アは途上国の低炭素経済への移行を資金面で支援する取り組みを優先する考えを示した。写真はG20財務相会合開催中のケープタウン国際コンベンションセンターで25日撮影(2025年 ロイター/Nic Bothma)

Duncan Miriri

[ケープタウン 26日 ロイター] - 南アフリカのラマポーザ大統領は26日、今年の主要20カ国・地域(G20)議長国として、南アは途上国の低炭素経済への移行を資金面で支援する取り組みを優先する考えを示した。

ケープタウンで開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議の冒頭で、「パリ協定の目標に沿って気温上昇を抑制し、公平かつ公正な方法でそれを行うためには、はるかに大規模な資金が必要だ」と呼びかけた。

今年ブラジルで開催される第30回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP30)で、南アはG20が気候変動対策の野心的な目標を設定する取り組みを主導するよう働きかけていくと表明した。

「われわれは途上国のエネルギー転換を支援するため、より大規模な低利融資や無償資金援助を求めていく」と述べた。

汚染が最も少ない国々を気候変動による最悪の影響から守るための資金の増額と、炭素市場のさらなる発展を求めた。

また、経済成長と脱炭素化を支援するため、南アは世界のエネルギー転換の鍵となる重要鉱物資源の利用に関する協定を推進すると述べた。

「エネルギー転換のニーズに合わせて鉱物資源の採掘が活発化する中で、資源に恵まれた国や地域社会が最も恩恵を受けなければならない」と訴えた。

ロイター
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