ブラジル就業者数、1月は13.7万人超純増 予想の約3倍

　２月２６日、ブラジル労働省が発表した１月の就業者数は１３万７３０３人の純増となった。写真は発電会社の施設の外を歩く労働者たち。ブラジルのセルジッペ州で昨年１０月撮影（２０２５　ロイター／Marta Nogueira）

[ブラジリア　２６日　ロイター] - ブラジル労働省が２６日発表した１月の就業者数は１３万７３０３人の純増となった。景気減速を示唆する最近の経済指標に反し、増加幅はロイターのエコノミスト調査で予想された４万８０００人の約３倍に達した。

数字をけん引したのは工業部門の７万０４２８人で、サービス部門を上回った。

昨年１２月はサービス部門、鉱工業生産、小売売上高が低迷して景気減速が示唆され、これが確認されれば中央銀行はインフレ抑制に対してより消極的な姿勢を取る可能性がある。

ただ雇用創出は予想を上回ったものの、１月の調整後増加幅は前年同月の１７万３２３３人を下回った。