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米上院、USTR代表にグリア氏承認 USMCA再交渉に意欲

2025年02月27日(木)08時53分

 2月26日、米上院は、米通商代表部(USTR)代表に指名されていたジェミソン・グリア氏(写真)の人事を56対43の賛成多数で承認した。2024年12月、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Benoit Tessier)

David Lawder Andrea Shalal

[ワシントン 26日 ロイター] - 米上院は26日、米通商代表部(USTR)代表に指名されていたジェミソン・グリア氏の人事を56対43の賛成多数で承認した。

第1次トランプ政権で当時のライトハイザーUSTR代表の首席補佐官を務めたグリア氏は、自動車産業の中心地であるミシガン州選出の両議員を含む5人の民主党議員の支持を得た。

貿易団体はグリア氏のUSTR代表就任を歓迎。産業界と協議し、米国の企業、農家、労働者のために働くという同氏の姿勢を称賛した。

全米外国貿易評議会(NFTC)のプレジデント、ジェイク・コルビン氏は「米国の雇用を創出し、より強靭的なサプライチェーン(供給網)を構築する、積極的かつ現実的な貿易政策を望むグリア氏の思いをわれわれは共有している」と語った。

グリア氏は上院での指名公聴会で、自由貿易協定「米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」について、中国が関税を回避するための裏口としてこの協定を利用しないよう、再交渉を速やかに行いたいと語っている。

どのような変更を望むかとの質問には自動車部品規制のさらなる強化を挙げた。

ロイター
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