米ホワイトハウス、ロイターなど一部メディアの初閣議取材を拒否
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米ホワイトハウスは26日、トランプ米政権発足後初の閣議において、ロイターなど一部報道機関の記者のアクセスを拒否した。2024年11月撮影(2025年 ロイター/Nathan Howard)
James Oliphant
[ワシントン 26日 ロイター] - 米ホワイトハウスは26日、トランプ米政権発足後初の閣議において、ロイターなど一部報道機関の記者のアクセスを拒否した。メディア報道を巡る米政権の新たな方針に従うものとした。
ホワイトハウスは、AP通信のカメラマンのほか、ロイター、ハフィントン・ポスト、独ターゲスシュピーゲル紙の記者3人の立ち入りを拒否。一方、ABCや、保守系メディアのニュースマックスのテレビクルー、ニュースサイトのアクシオス、ブルームバーグ・ニュース、公共ラジオ(NPR)の特派員らは取材を許可された。
代表取材のローテーションは、これまで伝統的にジャーナリストの団体であるホワイトハウス記者会(WHCA)が調整を行ってきた。ロイターは数十年にわたり、大統領の日々の動静を取材する「プール」と呼ばれる代表取材制度に参加してきた。
ホワイトハウスのレビット報道官は25日、「プール」に参加する報道機関の選定は政権が行うと発表した。