ベネズエラ大統領に野党勢力との対話呼びかけ=米国務長官
9月26日、ブリンケン米国務長官は、ベネズエラのマドゥロ大統領(写真)に野党勢力との対話に応じるよう呼びかけ、米国はこうしたプロセスを支援する用意があると述べた。写真は8月、カラカスで撮影(2024年 ロイター/Fausto Torrealba)
Daphne Psaledakis Simon Lewis
[ニューヨーク 26日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は26日、ベネズエラのマドゥロ大統領に野党勢力との対話に応じるよう呼びかけ、米国はこうしたプロセスを支援する用意があると述べた。
ベネズエラは7月の大統領選でマドゥロ氏が勝利し、選挙管理当局と最高裁がマドゥロ氏の勝利を承認した。しかし野党勢力は投票の集計機が操作されたとして、実際には野党統一候補のゴンサレス氏が勝利していたと訴えている。
ブリンケン氏は「われわれは、ベネズエラ国民の人権を守り、ベネズエラの民主的な未来の回復に向けた同国主導の包括的な取り組みを実現すべくここに集まっている。マドゥロ氏は野党勢力との直接対話に応じ、平和裏に民主主義を回復すべきだ。米国とそのパートナーはこうしたプロセスを全面的に支援する準備ができている」と述べた。
米国とアルゼンチンは国連総会が開かれているニューヨークでベネズエラ問題について話し合う会合を開き、31カ国から参加があった。しかし主要国は出席を見送り、ブリンケン氏の対話呼びかけを支持する共同声明にも調印しなかった。