ロシアの核政策巡る変更、西側諸国へのシグナル=プーチン氏報道官
ロシア政府高官は9月26日、プーチン大統領が示した核兵器使用に関するドクトリン(基本原則)の改定について、西側諸国がロシアへの攻撃に参加すれば結果が伴うというシグナルとみなすべきだと述べた。写真は第二次大戦戦勝記念の軍事パレードの様子。2022年5月、モスクワ中心部で撮影(2024年 ロイター/Evgenia Novozhenina)
Dmitry Antonov
[モスクワ 26日 ロイター] - ロシア政府高官は26日、プーチン大統領が示した核兵器使用に関するドクトリン(基本原則)の改定について、西側諸国がロシアへの攻撃に参加すれば結果が伴うというシグナルとみなすべきだと述べた。
ロシアのプーチン大統領は25日、ロシアが通常兵器による攻撃を受けた場合、核兵器を使用する可能性があると西側諸国に対し警告した。
大統領府のペスコフ報道官は「核抑止力の分野における国家政策の基礎」と呼ばれる文書の修正が策定されたと明らかにした。
記者団から今回の変更は西側諸国に対するシグナルかと問われると「これは明確なシグナルとみなされるべきだ」と答え、「これらの国々が核に限らずさまざまな手段で我が国への攻撃に参加した場合の結果について警告するシグナルだ」と述べた。