ニュース速報

ワールド

マレーシア最高裁、1MDB巡るナジブ元首相への禁錮判決を支持

2022年08月23日(火)19時45分

マレーシア最高裁は23日、政府系ファンド「1MDB」の汚職事件を巡る裁判で、下級審によるナジブ元首相(69)への禁錮12年の実刑判決を支持した。休廷中に裁判所前で記者団に語る元首相。(2022年 ロイター/Lai Seng Sin)

[クアラルンプール 23日 ロイター] - マレーシア最高裁は23日、政府系ファンド「1MDB」の汚職事件を巡る裁判で、下級審によるナジブ元首相(69)への禁錮12年の実刑判決を支持した。

元首相は1MDBの元子会社SRCインターナショナルから約1000万ドルを不正に受け取ったとして2020年7月、背任、権力乱用、資金洗浄で有罪判決を受け、2億1000万リンギ(4684万ドル)の罰金も言い渡されていた。

ナジブ氏は法廷で自分は不正の犠牲者だと主張。一貫して不正行為を否定していた。

1MDBは2009年にナジブ氏らが共同で設立した政府系ファンド。検察側は1MDBから45億ドルが盗まれたとしている。海外金融機関の関与も指摘され、米司法省も捜査を進めた国際的な汚職事件となっていた。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

韓国当局、市場安定化の取り組み強調 大統領弾劾可決

ワールド

イスラエル軍がガザで空爆・地上攻撃、記者含む数十人

ワールド

ジョージア大統領選、対欧米強硬派の元プロサッカー選

ワールド

ロシア籍タンカー2隻がケルチ海峡で難破 原油流出し
MAGAZINE
特集:韓国 戒厳令の夜
特集:韓国 戒厳令の夜
2024年12月17日号(12/10発売)

世界を驚かせた「暮令朝改」クーデター。尹錫悦大統領は何を間違えたのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いするかで「健康改善できる可能性」の研究
  • 2
    ウクライナ「ATACMS」攻撃を受けたロシア国内の航空施設...「内部映像」が示すミサイルの威力
  • 3
    メーガン妃は「ブランドのバッグを喜んで受け取る人物」として知られていた...「スタッフ辞職」の背景とは?
  • 4
    電池交換も充電も不要に? ダイヤモンドが拓く「数千…
  • 5
    SNSで話題の「恐怖映像」に「心臓とまりそう!」の声…
  • 6
    女性クリエイター「1日に100人と寝る」チャレンジが…
  • 7
    「どんなゲームよりも熾烈」...ロシアの火炎放射器「…
  • 8
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 9
    「オメガ3脂肪酸」と「葉物野菜」で腸内環境を改善..…
  • 10
    爆発と炎上、止まらぬドローン攻撃...ウクライナの標…
  • 1
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 2
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達した江戸の吉原・京の島原と並ぶ歓楽街はどこにあった?
  • 3
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式多連装ロケットシステム「BM-21グラート」をHIMARSで撃破の瞬間
  • 4
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
  • 5
    男性ホルモンにいいのはやはり脂の乗った肉?...和田…
  • 6
    「男性ホルモンが高いと性欲が強い」説は誤り? 最新…
  • 7
    「どんなゲームよりも熾烈」...ロシアの火炎放射器「…
  • 8
    電池交換も充電も不要に? ダイヤモンドが拓く「数千…
  • 9
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 10
    2年半の捕虜生活を終えたウクライナ兵を待っていた、…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 3
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 4
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼ…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 7
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 8
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 9
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 10
    2年半の捕虜生活を終えたウクライナ兵を待っていた、…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中