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南ア中銀、6年超ぶりの50bp利上げ インフレ対応強化
南アフリカ準備銀行(SARB、中央銀行)は19日に開いた金融政策決定会合で、主要政策金利であるレポレートを市場予想通り50ベーシスポイント(bp)引き上げ、4.75%とした。ヨハネスブルグで撮影(2022年 ロイター/Siphiwe Sibeko)
[ヨハネスブルグ 19日 ロイター] - 南アフリカ準備銀行(SARB、中央銀行)は19日に開いた金融政策決定会合で、主要政策金利であるレポレートを市場予想通り50ベーシスポイント(bp)引き上げ、4.75%とした。50bpの利上げは6年超ぶりで、インフレ対応への取り組みを強化する。
利上げは4対1で決定。1人は25bpの利上げを主張した。
今回の決定を受け、ランドは対ドルで2週間ぶりの高値を付けた。
ハニャホ総裁は記者会見で「総合インフレ率はインフレ目標レンジの中間値を大きく上回っており、第2・四半期には目標レンジを突破すると予想される」と指摘。総合インフレ率が中間値に回帰すると予想される時期を3月会合時から遅らせ2024年第4・四半期とした。
南ア中銀による利上げは4会合連続。過去3回の利上げは25bpずつだった。
南ア中銀は2022年の総合インフレ率見通しを3月時の5.8%から5.9%に引き上げた一方、経済成長率見通しを前回の2.0%から1.7%に下方修正した。