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米補佐官、北朝鮮の核・ミサイル実験巡り中国外交トップと電話会談
5月18日、米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は中国の外交担当トップの楊潔チ共産党政治局員と電話会談を行い、地域の安全保障や核不拡散を巡って協議した。ホワイトハウスが明らかにした。写真は2021年1月、北京で撮影(2022年 ロイター/Tingshu Wang)
[ワシントン 18日 ロイター] - 米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は18日、中国の外交担当トップの楊潔チ共産党政治局員と電話会談を行い、北朝鮮が核実験またはミサイル発射実験を実施する可能性について協議したと明らかにした。
サリバン氏はホワイトハウスで行った記者会見で、今週から始まるバイデン大統領の日韓歴訪の前後、もしくは訪問中に、北朝鮮が核実験またはミサイル発射実験、もしくはその両方を実施する可能性があると明らかにし、「あらゆる不測の事態に備えている」と表明。日韓と緊密に連携しているほか、楊氏とこの日に電話会談を行い、北朝鮮問題を巡り協議したと明らかにした。
サリバン氏は電話会談の内容の詳細は明らかにしなかったが、ホワイトハウスは声明で、両氏はウクライナ戦争のほか、「米中関係の特定事項」について協議したとしている。
両氏の会談は3月にローマで対面会談を行って以来。
バイデン米大統領は5月20日から24日まで日韓などアジアを歴訪する予定。これを前に北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験の準備を行っているとの懸念が広がっている。