ニュース速報

ワールド

カナダ、米ファイザーのコロナ経口薬を軽度から中程度の成人に承認

2022年01月19日(水)09時56分

カナダ保健省は17日、米製薬大手ファイザーの新型コロナウイルス感染症経口薬「パクスロビド」について、症状が軽度から中程度の18歳以上の患者に対する治療薬として承認したと発表した。2021年12月撮影(2022年 ロイター/Carlo Allegri)

[オタワ 17日 ロイター] - カナダ保健省は17日、米製薬大手ファイザーの新型コロナウイルス感染症経口薬「パクスロビド」について、症状が軽度から中程度の18歳以上の患者に対する治療薬として承認したと発表した。

カナダでもオミクロン株による感染が急速に拡大。入院患者の数も増加している。連邦政府のテレサ・タム公衆衛生局長は記者団に対し「簡単に利用できる治療薬で新たに感染した成人の症状悪化が食い止められるため、今回の承認は特に重要だ」と述べた。

連邦政府は先月、ファイザーから100万回分のパクスロビドを調達する契約に調印したと発表。ただ、同薬は世界的に供給量が不十分で、カナダにすぐ到着するのはごく少量になりそうだ。これまでに3万0400回分がカナダに届けられており、3月末までに12万回分が納入されるとしている。

ファイザーは昨年12月、パクスロビドについて、重症化リスクのある患者の入院や死亡の予防で約90%有効であることを示す最終分析を発表。オミクロン変異株に対しても効果がある可能性が示されたと明らかにした。

米食品医薬品局(FDA)は昨年12月22日、パクスロビドの緊急使用を承認。軽・中度の症状のある成人および12歳以上の患者(体重40キロ以上)で、重症化リスクのある人が対象となる。FDAは翌23日に、米メルクの新型コロナ経口治療薬「モルヌピラビル」も重症化リスクの高い成人に対する使用を許可した。

カナダもメルクのモルヌピラビルの承認の是非を現在検討中。ただ連邦政府のデュクロ保健相は、モルヌピラビルには「いくつかの問題がある」として、承認手続きはパクスロビドよりも遅延していると述べた。ただ詳細については明らかにしなかった。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米郵政公社、燃料高騰で一部配送料の8%引き上げ申請

ワールド

植田日銀総裁、午前10時45分から参院財金委に出席

ワールド

中東地域、食料輸入の「差し迫った必要性」 マースク

ビジネス

企業向けサービス価格、2月は前年比2.7%上昇 宿
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 2
    意外と「プリンス枠」が空いていて...山崎育三郎が「日本産ミュージカルの夢」に賭ける理由【独占インタビュー】
  • 3
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終回に世界中から批判殺到【ネタバレ注意】
  • 4
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 5
    「有事の金」が下がる逆説 イラン戦争で市場に何が…
  • 6
    デンマーク王妃「帰郷」に沸騰...豪州訪問で浮かび上…
  • 7
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 8
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下…
  • 9
    地上侵攻もありえる...イラン戦争が今後たどり得る「…
  • 10
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 1
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 3
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 6
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 7
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 8
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 9
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 10
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中