ニュース速報

ワールド

欧でワクチン接種者のオミクロン感染相次ぐ、スペインで初の国内感染

2021年12月03日(金)02時47分

オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)によると、11月26日に南アフリカから空路でアムステルダムに到着し、後に新型コロナウイルスのオミクロン株への感染が確認された乗客14人は、全員がワクチン接種を済ませていた。11月撮影(2021年 ロイター/Eva Plevier)

[アムステルダム/アテネ/コペンハーゲン/オスロ/マドリード/ロンドン 2日 ロイター] - 欧州で、新型コロナウイルスのオミクロン型変異株への感染確認が相次いでいる。ワクチン接種を済ませた人の感染も報告されている。

オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)によると、11月26日に南アフリカから空路でアムステルダムに到着し、後に新型コロナウイルスのオミクロン株への感染が確認された乗客14人は、全員がワクチン接種を済ませていた。広報担当者が2日明らかにした。

ギリシャでは、クレタ島在住の男性がオミクロン株に感染していることが分かった。同国でのオミクロン感染確認は初めて。この男性は先月、南アフリカから帰国したという。

アイスランドでもオミクロン株への感染が初めて確認された。現地紙が2日、報じた。感染した成人男性は追加接種(ブースター接種)も受けており、旅行経験はなかった。症状は軽微だという。

ノルウェーでは2日、5人目のオミクロン株感染者が確認された。首都オスロの当局によると、ある企業のクリスマスパーティーに参加した人の中から感染者が出たという。当局はさらなる感染拡大に警戒を強めている。

スペインでは、マドリードで初のオミクロン株の国内感染例が確認された。感染した男性(62)はアストラゼネカのワクチンを接種済みで、高リスク国への渡航歴や渡航者との濃厚接触はなく、国内での感染がすでに始まっていることを示した格好となった。

スペインでのオミクロン株感染確認はこれで4人目。他にも感染が疑われる2件の類似症例を調査中だという。

英国でも2日、オミクロン株の感染者を新たに10人確認した。英でのオミクロン株感染者は計42人となった。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

男が焼身自殺か、トランプ氏公判のNY裁判所前

ワールド

IMF委、共同声明出せず 中東・ウクライナ巡り見解

ワールド

イスラエルがイランに攻撃か、規模限定的 イランは報

ビジネス

米中堅銀、年内の業績振るわず 利払い増が圧迫=アナ
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    止まらぬ金価格の史上最高値の裏側に「中国のドル離れ」外貨準備のうち、金が約4%を占める

  • 3

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負ける」と中国政府の公式見解に反する驚きの論考を英誌に寄稿

  • 4

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 5

    「韓国少子化のなぜ?」失業率2.7%、ジニ係数は0.32…

  • 6

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 7

    日本の護衛艦「かが」空母化は「本来の役割を変える…

  • 8

    中ロ「無限の協力関係」のウラで、中国の密かな侵略…

  • 9

    毎日どこで何してる? 首輪のカメラが記録した猫目…

  • 10

    便利なキャッシュレス社会で、忘れられていること

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人機やミサイルとイスラエルの「アイアンドーム」が乱れ飛んだ中東の夜間映像

  • 4

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 5

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 6

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 7

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 8

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 9

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 10

    大半がクリミアから撤退か...衛星写真が示す、ロシア…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中