ニュース速報

ワールド

WTO閣僚会議延期、ワクチン普及や漁業補助金問題に打撃も

2021年11月30日(火)09時31分

今週予定されていた世界貿易機関(WTO)の閣僚会議が延期されたことで、漁業補助金の問題や新型コロナウイルスワクチンの一段の普及に向けた動きが数カ月にわたり膠着状態となることがほぼ確実となった。写真はWTOのロゴ。ジュネーブで9月撮影(2021年 ロイター/Denis Balibouse)

[ブリュッセル 29日 ロイター] - 今週予定されていた世界貿易機関(WTO)の閣僚会議が延期されたことで、漁業補助金の問題や新型コロナウイルスワクチンの一段の普及に向けた動きが数カ月にわたり膠着状態となることがほぼ確実となった。

WTOは29日、状況が許せば来年3月の第1週に閣僚会議を開くことを提案したが、新たな日程は固まっていない。

シンクタンク「ジュネーブ・トレード・プラットフォーム」のエグゼクティブ・ディレクター、ドミトリー・グロゾビンスキー氏は、閣僚会議は政治の意思決定権者が一堂に会して期限を設けるため、あらゆる合意の鍵になると説明した。

その上で「これは大きな打撃だ。漁業補助金やコロナワクチンの特許権などを巡るギャップは政治的なものだ。しかし、会議の再招集が計画されており、致命的な打撃にはならない」との見方を示した。

WTOのオコンジョイウェアラ事務局長は、交渉を止めるべきではなく、ジュネーブの代表団はできるだけ多くのギャップを埋めるよう努力すべきだと強調。「この新たな変異株は、われわれに課された仕事の緊急性を再認識させてくれる」と語った。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

訂正-IEA加盟32カ国、4億バレルの戦略石油備蓄

ワールド

イラン、「原油200ドル」警告 報復から継続攻撃へ

ワールド

イラン新最高指導者モジタバ師「軽傷」、職務継続=イ

ビジネス

イーライリリー、中国に10年で30億ドル投資へ 肥
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 5
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 6
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 7
    「一日中見てられる...」元プロゴルファー女性の「目…
  • 8
    人間ダンサーを連れて「圧巻のパフォーマンス」...こ…
  • 9
    イランがドバイ国際空港にドローン攻撃...爆発の瞬間…
  • 10
    ホルムズ海峡封鎖、石油危機より怖い「肥料ショック」
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 4
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 6
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 7
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 8
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 9
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 10
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中