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ニュージーランド、オミクロン脅威でも週内にコロナ規制緩和へ

2021年11月29日(月)14時14分

 11月29日、ニュージーランドのアーダーン首相(写真)は、新型コロナウイルスの新しい変異株「オミクロン」が世界の新たな脅威となっているにもかかわらず、週内にウイルスとの共存システムに移行すると表明した。写真は昨年9月オークランドでの代表撮影(2021年/ロイター)

[ウェリントン 29日 ロイター] - ニュージーランドのアーダーン首相は29日、新型コロナウイルスの新しい変異株「オミクロン」が世界の新たな脅威となっているにもかかわらず、週内にウイルスとの共存システムに移行すると表明した。

首相は、現段階では国内でオミクロン株の感染者は確認されていないものの、世界的な状況が国境での警戒の必要性を示していると指摘。記者会見で「オミクロン株は国境でなお存在するリスクを思い起こさせるものだ」と語った。

ニュージーランドは世界で最も厳しい水準の国境管理を行っており、今後も5カ月間はほとんどの外国からの渡航者に対して国境を閉鎖する予定だ。また、週末にはアフリカ南部の9カ国からの渡航者に対して新たな国境規制措置を導入した。

ニュージーランドは12月3日から新しい「トラフィックライト」システムに移行。新型コロナウイルスへの暴露レベルとワクチン接種率に応じて地域を赤、オレンジ、緑に分類する。

デルタ株感染の国内中心地だったオークランドは赤からスタートし、フェイスマスクの着用が義務付けられるほか、公共の場での集まりが制限される。

同国では新型コロナを巡り、これまでに累計で約1万1000人の感染者と43人の死者が出ている。

ロイター
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